2007年6月6日水曜日

紅花紬

 紅花紬(べにばなつむぎ)
山形県の米沢市の特産である紅花を最上紅花(もがみこうか)といわれます。
絹糸を紅花で染色した織物です

日本では飛鳥の都の時代から生地に色を染め
文化としても、受け継がれてきましたようですが。
身に着けられる色が、色々分かれていたようです

紅花は
エジプト原産で中国をわたり日本へ、そして米沢で多く栽培される。
染色は京都でづっと、おこなわれていました。

京紅(きょうべに)として、一級品の口紅やほほ紅となり
正絹を染め
戦後、初めて米沢で紅花染がおこなわれるようになりました。
ずっと米沢の方は、京へおくって、この紅の花が数々の華麗なる社会を
彩っていたこととは・・ 
採取される米沢でなく京の都で花開いた紅花染

ちょっと北海の海で取れる昆布が沖縄で沢山のお料理に
余すところ無く使用されていたことを思い出しました。(お腹すいているからでしょうか・・汗

紅花は、紅色と黄色が抽出できるので、これに藍の染料を加えると三原色がそろい、
どんな色もつくりだせるのだそうです。 
不思議ですよね~
紅花から紅色と黄色が藍から青が。
その他の草木染の胡桃や栗などをあわせて有名な織物がたくさんあります。

では、また後日。 
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着物には織のきものと、染のきものがあります。

織のきもの絹や木綿、麻など等を糸の段階で染めます。(先染めといいます)
染のきものは、反物(たんもの)になってから染めます。(後染めです)

海外では、艶やかな後染め(振袖、留袖、訪問着などなど)きものが日本のきものとのイメージが強いようですが、少し昔(第二次世界大戦以前)までは、きもの色はジミ~な色・・・草木染めのものが多く
タンスの中は藍色や薄茶色が多いようでした。
戦前の庶民の花嫁衣装は、留袖の振袖のようだったり、白無垢(しろむく)といった
カラフルではなく、白の正絹(しょうけん)に紅色のきものであったりします。

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